6月9日(金)

心合寺山(しおんじやま)古墳学習館・古墳の歴史を学ぶ」

(講師)心合寺山学習館:福田館長

 

心合寺山古墳は、1600年前の古墳時代中期に造られた前方後円墳で大きさは全長約160m、高さ約13mと中河内最大の古墳である。古墳からは青銅鏡や甲冑、太刀、勾玉などの副葬品、家や盾、きぬがさなどの埴輪が多数出土している。

1966年(昭和41年)に国の史跡に指定された。1991年(平成3年)から発掘調査が10年かけて行われ、史跡整備事業が2005年(平成17年)に完了した。

まち歩き「楽音寺・大竹古墳群を歩く」

(講師)八尾市観光ボランティアガイドの会

  • 向山(むかいやま)古墳・瓦窯跡:古墳時代前期の古墳で、この辺りで一番古いと考えられている。南側の池の中には、平等院にも使われた瓦を焼いた窯がある。
  • 愛宕(あたご)塚古墳:古墳時代後期(約1500年前)の横穴式石室をもつ古墳。石室は巨石で造られており、府内でも最大級の大きさ。馬具や太刀などの副葬品が見つかる。
  • 神立墓地:行基が開創したと伝わる河内七墓の一つで、当墓地で室町時代の波状紋軒平瓦が発見されている。
  • 十三街道道標:1855年(安政2年)の道標。十三街道は伊能忠敬が深江から龍田に向けて測量で歩いた道でもある。
  • (はな)岡山(おかやま)古墳:古墳時代前期の前方後円墳で、現在は大阪経済法科大学となっているが、石碑がある。
  • 西の山古墳・熊野神社:古墳時代前期の前方後円墳で、明治時代の開墾中に石棺が発見され、中から勾玉や刀剣、銅鏃などが出土した。古墳自体は余りよく見えないが、石碑がある。その西側に楽音寺村の氏神 熊野神社 がある。
  • 薬師石仏:像高さ71㎝の薬師如来立像で、作風から室町時代後期のものと思われる。
  • 鏡塚古墳:古墳時代中期末の環濠式前方後円墳と言われる。かつては松が茂り、ここの土を触ると腹痛を起こすとの伝説があり「腹痛山」とも言われる。                                                                                                                                                                                                                  (参考資料:しおんじやま古墳学習館案内書・八尾市ボランティアガイドの会資料)