午前「熱中症と水分補給について」
高齢者にとって関心のある「熱中症と水分補給」と「フレイルと転倒予防」について、株式会社 大塚製薬工場OS-1事業部 松本氏、土岐氏より説明いただいた。
「熱中症と水分補給について」
熱中症とは暑熱環境下で発症する生体の機能障害、体調不良のことをいい、「脱水症」と「異常高体温」によって起こる。
日本でも年々気温が上昇して、熱中症で救急搬送される人が増えている。(令和4年全国で約7万人が救急搬送され、80名以上が死亡)
脱水症とは単なる水の不足ではなく、カラダから電解質(塩分など)も同時に失われた状態のこと。
子どもや高齢者はなりやすい。
熱中症は、重症度によりⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度に分類される。
Ⅰ度の場合は涼しい場所での休憩、身体を冷やす、補水が重要で、Ⅱ度・Ⅲ度の場合は医療機関に受診、最も重篤なⅢ度の場合は救急搬送する必要がある。
熱中症の予防には、暑い・むし暑い環境を避けること。規則正しい食生活と、こまめな水分補給が大切である。
*環境省と気象庁は、暑さ指数に基づき「熱中症警戒アラート」や「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」という5段階で熱中症の注意喚起を行っています。
これらの情報も活用して、暑さから身を守りましょう。
注)熱中症指数:WBGT=暑さ指数で、気温、湿度、輻射熱から算出される。
「フレイルと転倒予防について」
フレイル(虚弱)とは加齢に伴って心と体の働きが弱くなってきた状態をいい、健康な状態と要介護状態の中間に位置づけられる。
また、サルコペニアは加齢に伴って筋肉量と筋肉が低下することをいう。いずれも可逆性(回復性)があるといわれており、予防がたいへん重要である。
サルコペニアの割合は、65歳以上で、男性は35%、女性は23%との調査結果があるとのこと。
転倒リスクをはかるために、「開眼片足立ちテスト」と「イス立ち上がりテスト」をして、更に「フレイルの兆候チェック」を全員でしました。緊張した雰囲気の中でしたが、成績はほぼ全員良好でした。
フレイルやサルコペニアの予防には、
①1日3食バランスの良い食事
(特にタンパク質)
②たっぷりのウォーキング
(出来れば筋トレも)
③社会とのつながりを大切に
楽しく、元気に予防に取り組みましょう。
(説明資料・冊子、各種ホームページから抜粋)
午後 「おもしろ落語教室」
講師 七代目 月亭文都 師匠
初めに「落語を10倍楽しむ方法」として、3つのことをおもしろく話された。
1に落語は一人芝居であるが、登場人物で上手と下手に使い分けている。
2に話しにはオチがある。
3に扇子と手ぬぐいを使っての仕草で、想像する芸である。
そのあと、休憩をはさんで2席の落語を楽しみました。
「酔っ払い」
「鬼の面」
終わりに質疑応答の時間をもっていただき、会場からの質問により,
月亭一門のこと、出囃子のこと、西(上方)と東(江戸)の落語スタイルの違い、
稽古の量など説明してもらいました。
終始、おもしろおかしい話しで、話芸、落語の楽しさを堪能しました。
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